フランチャイズ本部構築のための3つ目の条件は、一定規模・将来性のあるビジネスかどうか、ということ。その理由について解説していきます。
フランチャイズビジネスにおいては、うまく展開していけば、多くの加盟者が関わることになります。そのため、展開しようと考えているビジネスの市場規模が小さすぎたり、将来の成長が見込めなければ、フランチャイズビジネスとしては成り立ちません。
まずは、そのビジネスのマーケットが成長分野の事業であるかどうかを判断することが大切です。
一定期間における人口の変動を表す人口動態は、成長マーケットを見つけるための重要な要素になります。
例えば、日本では現在、若者が減って高齢者が増える傾向にあるため、民間企業が介護サービス事業に続々と参入しているという現状があります。このことから、現在の日本において、高齢者向けサービスの市場が増えていることがわかります。
少子高齢化が進んでいるため、小さな子ども向けのサービス市場には一見、不利なように思えますが、共働き家庭も増え、ひとり当たりの子どもにかける養育費は増加しています。そのため、幼児教育や学習塾など、教育関連事業などの市場は、今後も伸びていくと考えられます。
また、発達障害など、軽度の障害を抱える子どもが、過去15年間で3倍に増えています。そうした背景から、障害を持つ子どもを預かる放課等デイサービスが生まれ、1,500以上の施設が作られています。
ビジネスチャンスのひとつとなるのが、どの分野で規制緩和されるかという点。たとえば、放課後等デイサービスは、2012年の児童福祉法改正により、民間事業者の参入が可能となったことで、大きなビジネスチャンスを得るようになりました。今後も、規制緩和が行われる分野には注目です。
インターネットを使った新たな事業もたくさん生まれています。規制緩和によって、店頭での販売が可能になった保険もそのひとつ。今後も、販売方法の変化が、新しいビジネスを生み出すきっかけになると考えられます。
フランチャイズ本部構築のための3つ目の条件、一定規模・将来性のあるビジネスか、という点について、まとめてみました。
フランチャイズビジネスは、世の中のニーズが高く、将来的な展開が見込める分野でないと、継続していけません。いま、何が求められているのか、将来的に成長が見込める市場はどれなのか、世の中の動向をつねにチェックしながら、見極めていく必要があります。
※2022/2時点公式HPより
2022年2月時点で「フランチャイズ本部構築」で検索して公式サイトが表示される上位30社をピックアップ。 フランチャイズ本部構築のコンサルティングサービスを専門的に取り扱っている会社の中から3社選定しました。
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