加盟店が集まらない、加盟店が儲からない、多店舗展開がうまくいかない、など、フランチャイズ本部構築の失敗事例とその改善策についてまとめています。
加盟店を集めるために説明会を開催したり、展示会に出展したり、さまざまな広告活動をしても、なかなか加盟店候補者が見つからないということも多々あります。
加盟候補者が集まらないという場合には、マーケティング戦略に問題があるのかもしれません。例えば、広告のコピーのスキルがいまいちだったり、興味を持たせる内容になっていないというケースが考えられます。
候補者は集まってくるものの、契約までいかないのであれば、その会社自体、もしくはフランチャイズのビジネスモデルに問題があるというケースが多いようです。どこかに問題点が隠れていないか、しっかり見直してみましょう。
最近、フランチャイズ加盟店が儲からず、本部とトラブルになるという事例が多くなっています。
儲からない原因はいくつか考えられます。
例えば飲食店において、新規客はあるもののリピーターがいないという場合には、味が安定していない、接客態度や店内の清潔感に問題があるという可能性が考えられます。この場合、加盟店だけの問題ではなく、研修や教育、サポートの質と量が不足していると考えられるので、フランチャイズ本部にもその責任があるといえるでしょう。
既存店舗と新店舗を近い距離にすることで、どちらの店舗の売上も延ばすという「シナジー効果」を活用した戦略を採ることができます。
両店舗を近い距離にすることで、人件費、仕入れ、物流、フォローなどに相乗効果が効かせやすくなるのですが、新店舗を離れた場所に出してしまうと、この効果が活用できなくなります。
さらに、新店舗の業務に追われ、既存店舗に気が回らなくなり、既存店舗の売り上げまで落としてしまうというケースも少なくありません。
既存店舗の売り上げが伸びると、もっと店舗を大きくしたら、さらに儲かるのではないか、と思いがちです。しかしこれは大きな間違いです。
例えば飲食店の場合、既存店舗で15席だったところを、新店舗で50席にしたとします。収容できる人数が増えれば、その分、儲かるように思えそうですが、15席と50席では、オペレーションの方法も変わり、人件費、スタッフの数、仕入れの量などすべてが変わります。
オペレーションがうまくいかなければお客様の満足度も低くなり、客離れにつながる可能性も出てくるのです。
同じエリアに複数店舗を出店すると、次は少し離れたエリアに出店しようと考えてしまいますが、新しいエリアへの出店は、新しいリスクを生み出します。
また、出店を考えていたエリアに競合店が多いと、既存店舗とは別のブランドで新店舗を出店しようと考える経営者がいます。例えば、既存店舗はカフェだったのに、新店舗をラーメン屋やパン屋にするという具合です。
こうなると、業態を変えるリスクを背負うことになります。
新しいエリアへのリスクと業態を変えるリスクの、2つのリスクを同時に抱えることで、失敗する可能性も高くなってしまいます。
フランチャイズ本部構築における失敗事例と改善策について紹介しました。
加盟店が集まらない場合には、興味を引く魅力的な広告作りを行ったり、加盟店が儲からない場合には、研修やサポート体制を見直す必要があります。多店舗展開を検討している場合は、戦略をしっかり立てて、慎重に取り組む姿勢が大切です。
※2022/2時点公式HPより
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